哲学〜講義を受けてみて〜

 

今日は、須長先生に来ていただき、ゼミで哲学の講義を受けてきました。

 

利己主義とは正しいのか正しくないのか、グループで話してみましたが、最初はみんな正しいと思っていました。

 

話は少しそれますが、、先生はモノクロのぱっと見何を描いているのかわからない写真2枚をみんなに見せ、これはなんでしょうとおっしゃいました。

正直、何かもわからん!なんじゃこらって感じの写真。

実は、牛と犬だったのですが、、、

正解を言われるとその後その写真を見たら、

さっきまでなんの写真だかわからなかったものが、牛にしか犬にしか見えなくなりました。

最初のようなただチカチカしたよくわからない写真とは思えないのです!

先生もおっしゃってました。人間は排除してしまうから、一度そうと思ったらそうとしか見れなくなるらしい。

そういうわけか、私は何度も文を読んでいくうちに、老人に利己主義とは正しいという見方を教えられ、確かに、、と思うこともあり、心の奥底では自分は利己主義的な行動をしているかもしれないと思ってきました。最初は、利己主義という老人の考え方を読んでいる時自分の今までの考え方とは違い違和感を持ち、利己主義って正しい??という感じだったのに、一度利己主義は正しいと思うと、正しいとしか考えれなくなり正しくない見方をしても、でもこういう考え方自体利己主義だよね、、、?という風に自分の考え方が利己主義が正しいという判断の方に流れていきました。

 

しかし、グループのみんなで話していく中で、時と場合によって利己主義が正しい時とそうでない時があるよねという流れになりました。

 

例えば、全盲の方がラーメン屋さんを訪れ、店員さんが割ばしを割ってあげるという行為をしたとすると、その行為は店員さんからすると、手助けをしたつもりである行動だが、全盲の方からすると、割り箸を割る行為が好きで自分で割りたかったのに勝手に破られて嫌だったといった場合。手助けをして自分がいいことしたなと思う利己主義的な行為でも相手からするとして欲しくなかったと思うような今回の場合では、利己主義的な行動は正しくないんじゃない?とみんな納得して、

老人が言ってたように利己主義は正しいと思う時もあれば、そうでない時もあるなと思いました。

 

みんな人間は、根本には「自分」があり、自分視点で考えていると思いました。

(例えば、火の中に我が子がいたら迷わず火の中に助けにいくけど、知らない人だったら迷うといったような、、)

 

また、人間はそもそもそこまで深く考えていないうちに行動しているよねって言う話にもなりました。

深く考えてみたら、そう思ってたのかも、、と思うようかことがあっても、私はそこまで深く考えずに道徳的な行動をしているなと思いました。

利己主義を正しいとしてしまう場合、

人間は自分さえ良ければ、自分の好きなようにという選択をする為、

現在私たちは、あの人はいい人、もしくは悪い人と思うような心情があるが、そういう気持ちにならないらしい。周りもみんな自分の好きなようにしてるからというように思っており、機械のような人間になってしまうとのこと。

それを聞いて、人間は道徳だったり倫理だったりないとさみしいな、、と思いました。

 

いろんな見方をみるにつれ、いろんな意見が出てきて、結局正しいのか正しくないのか結論は出すことができませんでした。

でも、最初は正しくないというかそんな見方あったんだっていう感じだったけど、考えてみたらそういう考え方もあるなとか思ったりしたので、固定概念で考えてはいけないなと思いました。